復讐寮~罰ゲーム~
3人の先輩たちはあたしの耳、太もも、腹部にピッタリと包丁を押し付けているのだ。


少しでも動くと、そのどれかがあたしの肌を切り裂いてしまうだろう。


「大丈夫だよ知枝」


後ろを向いたままの真仁は下着をずらし、カヤ先輩が準備したナイフをきつく握りしめている。


そしてそれを……自分の下半身に押し当てた。


「ああああああああ!!」


真仁は悲鳴を上げながら自分の右手を動かす。


簡単に切断することはできないようで、ナイフをノコギリのように動かしている。


「やめて……!」


ボトボトと床に落ちて行く血。


それはあっという間に血だまりを作っていた。


真仁はまだ叫び続けていて、耳を塞ぎたくなった。


苦痛に耐える雄たけびに涙が滲んで出て来る。


「なんでこんなことするの!? あたしたち、それほど悪いことした!?」
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