復讐寮~罰ゲーム~
嫌な予感がしてたじろく。


「コレはあなたが大好きなモノよね? 毎日のように欲しくて欲しくてたまらなかったんでしょう?」


その質問には答えなかった。


「あんたみたいな淫乱な子、初めて見たわよ」


カヤ先輩はそう言うと、大きな声で笑い出した。


他の先輩たちもつられて笑い出す。


あたしは下唇を噛みしめて俯いた。


「あんたの罰は土川くんと同じよ。毎夜男子を寮内に入れたから」


カヤ先輩はあ説明をしながらジリジリとあたしに近づいてくる。


その手には真仁のモノが握られたままだ。


あたしは座り込んだまま後ずさりをした。


「ダメよ。逃げられないって、もうわかってるんでしょう?」


カヤ先輩がそう言うと、1人の先輩があたしの体を後ろから抱きしめるようにして制止した。


「いやだ……! 離してよ!!」


叫び声を上げ、周囲を確認する。

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