復讐寮~罰ゲーム~
「今からあなたにはコレを食べてもらうわ」


カヤ先輩はあたしへ向けてそう言った。


「え……」


「あなたが大好きなモノよ? 抵抗なく食べられるわよね?」


カヤ先輩はあたしの頬に真仁のソレを押し付けて、言った。


血の臭いが鼻の奥に入って来て、吐き気を感じる。


柔らかなソレの感触と血のベトつきが気分の悪さを加速させた。


その間にも他の先輩たちは鍋に何かを入れて持って来た。


「あれはなに……?」


テーブルに置かれた鍋を見てあたしは聞く。


「あぁ、あれ? あれは煮えたぎった油よ」


「油……?」


聞き返しながらも、嫌な予感がした。


あたしの番ということは、今度は真仁も危ないのだ。


「あなたは彼の手で何度触れられて、何度抱かれたの?」


カヤ先輩は楽し気に質問する。


「その両手が無くなったら、さぞ悲しいでしょうね」
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