復讐寮~罰ゲーム~
「昨日大丈夫だったか?」


登校してすぐ、真仁が小声でそう聞いて来た


真仁を連れ込んでいたことがバレていないかどうか、心配だったんだろう。


「大丈夫だよ。バレてないから」


あたしは早口に返事をする。


「でも、昨日はボヤ騒ぎがあったんだろ?」


真仁は普通の声量に戻って言った。


「そうだよ。瞳がやっちゃったんだよね」


「じゃあ、タバコも没収されたな」


真仁の言葉にあたしは頷いた。


当然、回収されていることだろう。


亜沙美に頼んでまで買いに行ったのに、結局なに残らなかった。


「それにしては3日間は本当に短いかもねぇ」


会話に入って来たのは亜沙美だった。


「タバコが原因のボヤ騒ぎって、一発で退学になってもよさそうだけど」
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