復讐寮~罰ゲーム~
☆☆☆

次に友樹からメッセージが来たのは夜の11時半頃だった。


あたしたち3人はすでに外出用の服に着替えていて、いつでも外へ出られる状態だった。


「行くよ」


亜沙美がそう言い、最初に窓から外へ出た。


窓の外には予め用意していた靴が置かれている。


あたしと瞳もすぐにその後に続いた。


「抜け出すのも簡単だったね」


近くのコンビニまで来て瞳が笑顔で言った。


「本当だね。こんなにユルユルで大丈夫なのかな」


あたしは思わず笑ってしまった。


その時、コンビニの駐車場に集まっていた男子3人が視界に入った。


男子も難なく抜け出して来られたみたいだ。


「今日はどうしたの? 友樹から夜に誘ってくるなんて珍しいじゃん」


亜沙美はさっそく友樹の腕に絡み付いている。


「ちょっと臨時収入があったんだ。夜食奢ってやるよ」


友樹はそう言うとポケットから財布を取り出して、あたしたちに見せて来た。
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