泣いた、緋鬼
第6章 安らぎの中で
「フンフンフン、フフフフフフフフーン♪」
鼻唄を歌いながら希はバイクをゆっくりと停止させると、エンジンを切った。
「フフフフンフンフフフフン♪」
そのまま希は倉庫に入ると、階段を上り幹部以外立ち入り禁止の部屋へと入っていく。
「――あれ、総長どうしたの?鼻唄なんか歌って」
鏡の前で髪を手入れしていた誠が振り返って不審そうに聞いた。
「…ちょっとな。――将太は?」
希は話を切り替えると部屋をキョロキョロと見渡して将太の姿を探す。
「―ああ、なんか、受験勉強したいらしくて奥の部屋に籠ってる」
誠は親指で奥にあるドアを指し示すと感心したように息をはく。
鼻唄を歌いながら希はバイクをゆっくりと停止させると、エンジンを切った。
「フフフフンフンフフフフン♪」
そのまま希は倉庫に入ると、階段を上り幹部以外立ち入り禁止の部屋へと入っていく。
「――あれ、総長どうしたの?鼻唄なんか歌って」
鏡の前で髪を手入れしていた誠が振り返って不審そうに聞いた。
「…ちょっとな。――将太は?」
希は話を切り替えると部屋をキョロキョロと見渡して将太の姿を探す。
「―ああ、なんか、受験勉強したいらしくて奥の部屋に籠ってる」
誠は親指で奥にあるドアを指し示すと感心したように息をはく。