泣いた、緋鬼
だから、関り合うべきじゃないんだ。
「あなた、暴走族の総長なの?!すごい!」
「――――は?」
てっきり怖がられて終わると思ったのに、意外にも未菜は食いついてきた。
「えっと…、希って名前だよね?えーと、たしか――、《緋鬼》じゃない⁉[レッドナックル]の!」
未菜から[レッドナックル]という単語が出てきて、一気に機嫌が悪くなった。
「――その名前で呼ぶな。俺たちは[レッドナックル]なんかじゃねえ。[幻夢]だ」
眉間に皺を寄せて言うと、未菜は首を傾げた。
「――そうなの?じゃあ、何で[レッドナックル]なんて呼ばれてるの?」
「あなた、暴走族の総長なの?!すごい!」
「――――は?」
てっきり怖がられて終わると思ったのに、意外にも未菜は食いついてきた。
「えっと…、希って名前だよね?えーと、たしか――、《緋鬼》じゃない⁉[レッドナックル]の!」
未菜から[レッドナックル]という単語が出てきて、一気に機嫌が悪くなった。
「――その名前で呼ぶな。俺たちは[レッドナックル]なんかじゃねえ。[幻夢]だ」
眉間に皺を寄せて言うと、未菜は首を傾げた。
「――そうなの?じゃあ、何で[レッドナックル]なんて呼ばれてるの?」