泣いた、緋鬼
「今日は最近できたケーキ屋のイチゴタルトを買ってきたんです。未菜さんが好きそうだな、と思って」
そう言って彼はケーキの箱を置く。
「―――ありがとう。うれしい」
お礼を言いながら彼をチラリと盗み見る。
高校生になって少し大人びた彼は、サラサラの茶色い前髪に、モンブランみたいな綺麗な茶色の瞳を持ち、目元にはチャーミングな泣き黒子があって、見た目は犬みたい。
可愛い系の顔なんだけど、女の子受けしそうな顔で、たぶん、モテるんじゃないかと思う。
「あと、クッキーも。恥ずかしいんですけど、僕の手作りです」
彼は照れながら言うと、バッグからラッピングされたクッキーを取り出した。
そう言って彼はケーキの箱を置く。
「―――ありがとう。うれしい」
お礼を言いながら彼をチラリと盗み見る。
高校生になって少し大人びた彼は、サラサラの茶色い前髪に、モンブランみたいな綺麗な茶色の瞳を持ち、目元にはチャーミングな泣き黒子があって、見た目は犬みたい。
可愛い系の顔なんだけど、女の子受けしそうな顔で、たぶん、モテるんじゃないかと思う。
「あと、クッキーも。恥ずかしいんですけど、僕の手作りです」
彼は照れながら言うと、バッグからラッピングされたクッキーを取り出した。