泣いた、緋鬼
相手が言った瞬間に一斉に[鳳凰]が俺らに飛びかかってくる。






「――――雑魚が何人かかってきても一緒なんだよ!てめぇら全員泣かせてやるよ!」





「君達はちょっと[幻夢]を甘くみてるみたいだね……!」





―――バキィ!ドゴ!ガシャーン!





一斉にかかってきた相手も一気に俺と将太で片付けていく。

たちまち周りには俺らがのした[鳳凰]の奴等でいっぱいになった。





「――まだだ…。これぐらいで済むと思うなよ?」




床でくたばっている奴等を無理矢理起こして何発も殴る。





―――バキィ!グシャ!ドガ!






殴る度に俺の拳が血で染まっていく。

「希!それ以上は死んじゃうよ!」

将太が慌てて俺を止めに入る。
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