私の彼はボランティア部の部長!!
あたしは、両手の人差し指を立てて向かい合わせ、同時に折り曲げる。男性が驚いた顔を見せた。
「こんにちは!」
男性はメモ帳をかばんの中にしまい、手話を使う。
「君たち、手話、できるの?」
あたしたちは同時に頷いた。男性はとても嬉しそう。手話ができる聴者(耳の聞こえる人)は手話通訳者でない限り滅多におらんしな。
男性は両手を折り曲げ、親指以外の指の指先を胸に向け、交互に上下に動かす。嬉しい、だ。
男性はニコニコ嬉しそうにしながら去って行った。挨拶程度の会話やったけど、手話で話せたことは嬉しい!
「聖夜くん!さっきろう者(耳の聞こえない人)と話せた!!嬉しい!」
あたしがそう言うと、聖夜くんは「見てたよ!手話、覚えとったんやな」と言いながら手を動かす。
わん曲させた右手を頭の横に置き、右手を前にひねる。……えっと、なんて言ってるんやろ。
「聖夜くん、それはどういう意味?」
あたしは首を傾げる。友達もわからないようだ。
「こんにちは!」
男性はメモ帳をかばんの中にしまい、手話を使う。
「君たち、手話、できるの?」
あたしたちは同時に頷いた。男性はとても嬉しそう。手話ができる聴者(耳の聞こえる人)は手話通訳者でない限り滅多におらんしな。
男性は両手を折り曲げ、親指以外の指の指先を胸に向け、交互に上下に動かす。嬉しい、だ。
男性はニコニコ嬉しそうにしながら去って行った。挨拶程度の会話やったけど、手話で話せたことは嬉しい!
「聖夜くん!さっきろう者(耳の聞こえない人)と話せた!!嬉しい!」
あたしがそう言うと、聖夜くんは「見てたよ!手話、覚えとったんやな」と言いながら手を動かす。
わん曲させた右手を頭の横に置き、右手を前にひねる。……えっと、なんて言ってるんやろ。
「聖夜くん、それはどういう意味?」
あたしは首を傾げる。友達もわからないようだ。