敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
それから、羽山先生のスタジオへ向かった。
「羽山先生、佐織さん、先日は心配をかけてしまってすみませんでした」
「神崎さんが元気そうで、安心しましたよ」
「本当、華ちゃんの顔を見てほっとしたわ。……で、華ちゃん、そちらの方は?」
「あ、あの、私の勤めている会社の社長の須藤恭介さんです」
「はじめまして。須藤と申します。
突然訪ねてしまってすみません。羽山先生と少しお話がしたくて伺いました」
「ちょうど今、空いてる時間なので大丈夫ですよ。そちらのプライベートスペースへどうぞ」
佐織さんがコーヒーをいれてくれて、4人で席に着くと、恭介さんが話し始めた。
「羽山先生、華さんのこれまでのことを本人から聞きました。私はやどり木で初めて彼女のピアノを聴いて、華さんに恋をしました。
羽山先生が彼女にピアノを続けるように救ってくださったから、こうして私は華さんと出会うことができました。
先生からしたら筋違いかもしれませんが、どうしても感謝の気持ちを伝えたくて来ました。
羽山先生、華さんを救ってくださって、ありがとうございました」
「羽山先生、佐織さん、先日は心配をかけてしまってすみませんでした」
「神崎さんが元気そうで、安心しましたよ」
「本当、華ちゃんの顔を見てほっとしたわ。……で、華ちゃん、そちらの方は?」
「あ、あの、私の勤めている会社の社長の須藤恭介さんです」
「はじめまして。須藤と申します。
突然訪ねてしまってすみません。羽山先生と少しお話がしたくて伺いました」
「ちょうど今、空いてる時間なので大丈夫ですよ。そちらのプライベートスペースへどうぞ」
佐織さんがコーヒーをいれてくれて、4人で席に着くと、恭介さんが話し始めた。
「羽山先生、華さんのこれまでのことを本人から聞きました。私はやどり木で初めて彼女のピアノを聴いて、華さんに恋をしました。
羽山先生が彼女にピアノを続けるように救ってくださったから、こうして私は華さんと出会うことができました。
先生からしたら筋違いかもしれませんが、どうしても感謝の気持ちを伝えたくて来ました。
羽山先生、華さんを救ってくださって、ありがとうございました」