敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
「なんでこの曲を弾いていたんだ?僕の元を離れたくなったの?」
「この曲って……別れの曲のこと?」
「そうだ。なぜこの曲を?」
そこで華は何かに気付いたのか、はっとした顔をした。
「恭介さん、違いうの。勘違いしないで。
小さい頃飼っていた犬のことをいろいろ思い出してたの。死んじゃった時に、いっぱい泣いたなあって思い出したら、無意識のうちにこの曲を選んでいたの。
決して、恭介さんと別れたいとかじゃないの」
そう必死に話してくれた。
「よかったあ」
気が抜けて、華の肩にもたれかかった。
「もしかして、華に愛想をつかされたのかと思って、生きた心地がしなかった」
「恭介さん、大げさだよ。私が恭介さんから離れるなんて、絶対にないですから!!覚えておいてね」
心底安心した僕は、この夜遅くまで華をはなしてやれなかった。
華、華、僕はもう、華がいないとダメになってしまうようだ。
「華、愛してる。ずっと一緒にいて」
気持ち良さそうに眠る華に、そっと口づけをした。
「この曲って……別れの曲のこと?」
「そうだ。なぜこの曲を?」
そこで華は何かに気付いたのか、はっとした顔をした。
「恭介さん、違いうの。勘違いしないで。
小さい頃飼っていた犬のことをいろいろ思い出してたの。死んじゃった時に、いっぱい泣いたなあって思い出したら、無意識のうちにこの曲を選んでいたの。
決して、恭介さんと別れたいとかじゃないの」
そう必死に話してくれた。
「よかったあ」
気が抜けて、華の肩にもたれかかった。
「もしかして、華に愛想をつかされたのかと思って、生きた心地がしなかった」
「恭介さん、大げさだよ。私が恭介さんから離れるなんて、絶対にないですから!!覚えておいてね」
心底安心した僕は、この夜遅くまで華をはなしてやれなかった。
華、華、僕はもう、華がいないとダメになってしまうようだ。
「華、愛してる。ずっと一緒にいて」
気持ち良さそうに眠る華に、そっと口づけをした。