敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
「そうなんです。私は、2人がピアニストを目指してくれたことがすごく嬉しくて、夢を叶えるためなら協力を惜しまずに支えてきました。
でも、本人の想いが途絶えてしまったなら無理強いすることはできません。今は、華がどうしたいのか、見守っているんです」
「もったいないっというのが本音ですが、お母様のおっしゃる通りですね。
ただ、私は華さんにもう一度ピアノに触れてほしいと思っています。それがピアニストになるんじゃなくてもかまわないんです。趣味の範囲でも」
「そんなふうに言ってくださって、ありがとうございます。でも、どうしてそこまで……」
「それは申し上げた通り、華さんのピアノに惚れ込んでいるからです。
華さんに、私が訪ねてきたことを伝えてください。そして、一度私のスタジオに来てほしいと思っているのですが……」
でも、本人の想いが途絶えてしまったなら無理強いすることはできません。今は、華がどうしたいのか、見守っているんです」
「もったいないっというのが本音ですが、お母様のおっしゃる通りですね。
ただ、私は華さんにもう一度ピアノに触れてほしいと思っています。それがピアニストになるんじゃなくてもかまわないんです。趣味の範囲でも」
「そんなふうに言ってくださって、ありがとうございます。でも、どうしてそこまで……」
「それは申し上げた通り、華さんのピアノに惚れ込んでいるからです。
華さんに、私が訪ねてきたことを伝えてください。そして、一度私のスタジオに来てほしいと思っているのですが……」