敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
「永田部長から聞いたと思いますが、あなたの作る資料はとても見やすくて、役員の間でも評判がいいんですよ」
「あ、ありがとうございます」
「先日、大きな契約がまとまりました。ずっと難航していた案件だったので、私も直接出向いた際に、たまたま顔を出されたあちらの会長が、あなたの資料に関心されたんです。これほど丁寧な仕事ができる社員がいる会社なら信用できるとおっしゃって、それがきっかけで契約につながったんです。
あなたのおかげです。ありがとう」
「い、いえ。私は教えていただいたことを元に資料を作っただけで……営業の方々の努力の結果だと……」
「あちらの会長は冗談半分…いや本気半分と言うべきかな?資料を作った社員を引き抜きたいぐらいだとおっしゃってましたよ。
それは我が社の損失になるからと遠慮願いましたが」
「あ、ありがとうございます」
「先日、大きな契約がまとまりました。ずっと難航していた案件だったので、私も直接出向いた際に、たまたま顔を出されたあちらの会長が、あなたの資料に関心されたんです。これほど丁寧な仕事ができる社員がいる会社なら信用できるとおっしゃって、それがきっかけで契約につながったんです。
あなたのおかげです。ありがとう」
「い、いえ。私は教えていただいたことを元に資料を作っただけで……営業の方々の努力の結果だと……」
「あちらの会長は冗談半分…いや本気半分と言うべきかな?資料を作った社員を引き抜きたいぐらいだとおっしゃってましたよ。
それは我が社の損失になるからと遠慮願いましたが」