敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
「私になんか、もったいないお言葉です」
「そんなことありませんよ。これからも、我が社のために頑張ってくださいね」
「はい」
「それでは、わざわざ来てくれてありがとう」
社長に促されて立ち上がり、退室しようとした時、緊張からかよろけてしまった。
「危ない!!」
とっさに伸ばされた社長の腕に抱きとめられた。
「ふぅ。無事で良かった」
「す、すみません。ありがとうございました」
真っ赤になってうつむいてそれだけ言うと、そそくさと社長室を後にした。
「そんなことありませんよ。これからも、我が社のために頑張ってくださいね」
「はい」
「それでは、わざわざ来てくれてありがとう」
社長に促されて立ち上がり、退室しようとした時、緊張からかよろけてしまった。
「危ない!!」
とっさに伸ばされた社長の腕に抱きとめられた。
「ふぅ。無事で良かった」
「す、すみません。ありがとうございました」
真っ赤になってうつむいてそれだけ言うと、そそくさと社長室を後にした。