真実の愛
「もう一度…」

誰もいない真白な世界の中で
一人君を待つ
来るはずもないのに…

ダイヤモンドダストに抱かれて
遠くを見つめ君を探す
この大地の中で生まれた恋だった

いつも平凡な毎日の中で
一人ここを歩いてると君がいた
君は一人泣いてたね…
僕は知らずに君のそばにいた
僕の胸で泣いてた君

君の涙を受け止めた僕
君を受け止めた僕
気がつくと君を連れ出してた
真冬の切なく叶わぬ恋

あの日 君は僕のそばを離れた
こうなることは分かっていた
君はあの人のために泣いていたから…

もう一度 君が帰ってきてくれなら
二度と離さない
片想いでもいい 君がここにいてくれたら

僕は一人たたずむ
誰もいないこの大地の中に
君の事待っている
来るはずがないのに…

君と過ごした短い時間の中で
僕は思った
きっと 離れることはないと
でも 君は何も言わずに出て行った
失うことの怖さを知った夜
愛というものの切なさを

もう一度 君に会いたい
叶わぬ思いを抱きしめてここに立つ
君を想いながら

帰ってこないことわかってるのに…
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