real face
プロローグ
小さい頃の私は 無邪気で明るくて素直だったと思う。

将来の夢は 幸せなお嫁さんになること。
私の両親みたいな 理想の夫婦に………。

そんな女の子らしい夢を見ていたのは、もう10年以上前の話。

もう、あの頃の私は、いないの。

私はお母さんみたいにはならない。

自分の幸せを自分で掴むために 素直も、素顔も、他人にはみせない。

仮面をつけて……。


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