君ときみと時々私

『里菜?どしたの…』

「あれね…慎也…

元彼…」


『え、あれが慎也君なの?

じゃあ、あの女が純奈ちゃんって子?』

いや…

あれは違う…

あの背丈に、ロングの髪は、絶対に純奈じゃない…

「あれ、多分…純奈じゃない…」

『はっ?じゃああれって?』

「あたしにはわかんない…」


あたし的には、慎也のことも、純奈のことも許せない。


だけど…

だけど純奈は一応大事なツレなんだよ…

慎也とのことがあって許せないと思ってた。

でも…


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