大切なもの~色んな絆~
「柚澄?!・・・大丈夫か?璃瑶なら、後少しで着くって・・・」
「璃瑶・・・どこ・・・1人に・・・しないでよ・・・ッッ・・・お願いだからッッ・・・!!」
璃瑶のことをずっと呼んでいた。
もう1人はいやだから。
「柚澄!!」
「・・・璃瑶・・・?」
「ごめん・・・遅くなって。
・・・俺さ、初めて話す前から柚澄のこと知ってたんだ。もちろん。柚澄の姉の千奏さんのことも。千奏さんは優さん繋がりで話したことが合ってさ、その時に聞いたんだ。柚澄のこと。正直、会って話してみたかったんだ・・・。元々柚澄もこっち側の住人だったってのもあるけど。でも、柚澄といる内に守りたいって思うようになってた。千奏さんと約束したんだ、柚澄香を守るって・・・。だから、俺はこれからも、柚澄を守っていくから、そばにいてくれな?」
「うんッッ・・・」
「柚澄、璃瑶・・・これ。千奏から」
「手紙・・・?」
おそるおそる手紙を開くと、千姉らしい綺麗な字で書かれていた。