記憶を失った元姫
それになんか感覚で分かるんだよね何故か、私は耳はいいし、眼は夜型でいい、運動神経も良い、多分…いや絶対。
けど容姿だけはとてともなく不細工だった。
こんだけいいなら顔も良くしろってなるけど、こんだけいいんだから、もう無理かな…

そんなことより「祐也、いつ退院できる?」

「んー、大事をとって明後日か明々後日ぐらいかな。
ていうか俺は呼び捨てかい。」

「えー、明日がいい〜」

「無視かよ……でも明日は無理。検査とかあるからな1週間後くらいに退院できるぞ。」

「分かった。私どのくらい寝てたの?」

「あぁー…二ヶ月ぐらいかな?
そういや、親は?…て覚えてなねぇか」

「ん?親?あぁ…多分日本だよ。」

「なんで分かる。覚えてんのか?」

「いや、覚えてないけど、そんな気がする。
でも、スマホのデータ新しいスマホに移せば分かるんじゃない?
それに自分のことに関してだけ記憶が無いだけだし。」

「そうか、じゃぁ明日からはどこに行くんだ?」
「カバンにお金とかパソコンとがあったから、ホテルとかでしばらくは大丈夫だと思う。」
「その後は?」
「あー……んーとバイト?」
「はぁ…、じゃあ俺ん家来い。」
「本当?ありがとう。(๑˃̵ᴗ˂̵)」
「////あぁ。明日迎に来るから。じゃあな。////」

「はーい!」
ガラガラ

「なんで祐也顔赤かったんだろう?風邪かな?まぁいいや」

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