記憶を失った元姫
私はぶつかった勢いで倒れた。
そしたらあいつは泣き出した。
「うぇーん」
「どーしたんだ!」
「柚ちゃんが姫辞めろって!」
「お前、まだいじめてるのかよ!
いい加減に辞めろよ!」
「知らないし。」
「とぼけんじゃねーよ!!」
「お前がなにしたって、もう姫にはなれねぇーんだよ!」
もともと、なりたくもなかったのに無理やり入れたのはそっちじゃん!
、と言いかけたがギリギリセーフ。
言ったら地味子じゃなくなるもんね。
< 3 / 30 >

この作品をシェア

pagetop