ごめんねわがままで
だから俺は、窓を割って中に入った。
「おい!、華!、おい!」
やばい、血があふれてくる!
救急車!
そして華は、病院に運ばれて行った。
その後、俺は手術室の前でただただ祈っていた。
ウィーン
「華は?、華はどうだったんですか?」
そしたら先生は険しい顔をして、首を振った…
「間に合いませんでした…」
「なんで、なんで華は…」
「ご家族の方の連絡先をご存知ですか?」
「いいえ」
「そうですか」
「実は、華さんの体には無数の暴行などの痕があったんですけど、何か聞いていませんか?」
その言葉に、俺は耳を疑った。