少女と、宇宙人。
少女と、宇宙人。
『私は今、宇宙人と一緒に暮らしていて、しかも!その宇宙人と会話出来るという少女の自宅に来ています!では、早速呼んでみたいと思います!』


興奮を交えた女子アナの声に耳を傾けながら、ずんぐり太った男は、葉巻に火をつけた。


『綾菜ちゃーん?綾菜ちゃー…っあ!出てきました!あの子です!』


ガチャリと家のドアが開き、一人の少女が顔を覗かせた。
カメラは女子アナから、少女、綾菜へと移った。
< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop