少女と、宇宙人。
「おい」

「何でございましょう」


社長は使用人を呼び、金の入っていない別のクローゼットを指差した。


「あの中に入っている気色悪い“綾菜”と“ポール”の“皮”を早く棄てろ。もちろん、誰にも見つからないようにな」

「かしこまりました」


使用人は、どこからか、ゴミ袋を取出し、ヌメヌメの“綾菜”と“ポール”の“皮”を中に放り込んだ。
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