高校生マフィア
「難しくても、やるしかないんでしょ」

雪姫が口を開いた

「まっ、俺達が守るって言っちゃったしな!!」

頭ン中でぐるぐるしてても何もなんねーし
それでも、こんな気楽な声が出た自分にビックリした

「うん。やろ!!あたしは何すればいいのかなー?」
「んー。じゃ、いんじゃねー♪」

爽樹も笑った
春樹も陽気に鼻歌を歌い始めた

「…そうか。悪いな」
「何で慧が謝ってんのー?」

爽樹が慧の顔を覗き込んだ
< 111 / 170 >

この作品をシェア

pagetop