高校生マフィア
《ガガッ》

「!!」

走っていると、耳元の無線機に通信が入った

《春樹!!》
「…ッ慧!!」

珍しく声を荒げた慧の声が耳を突いた

《大丈夫か!?》
「全然!!俺も雪姫も死にそう」
《今どこに居る?》
「分かんね。とりあえず逃げてる」
《…分かった。できる限りレーダーを強くしてお前等の位置を探す。それまで逃げてくれ》
「…了解…ッ」


ブツ。と通信が途絶えた

人1人抱えて走るのは全然スピード出ねぇけど
雪姫だけは護る…!!



ダダダッ

「!!」

後ろから足音がした

「居たぞ!!」
「捕まえろ!!」

何人ものスーツの男が、俺に向かって走ってくる


「わぁぁああッッ!!!!」

もう、狂った俺は銃を何発も床に撃った


死ぬな

死ぬな

死ぬな。俺

死ぬな。雪姫
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