高校生マフィア
雪姫
駅を出て、歩いて10分弱
いつも私の通う高校のすぐ近くの、灰色のヒビの入ったコンクリートの廃ビルに足を踏み入れた
慧に教えられた、マフィアのボスの指定した場所
この廃ビルで、何が起こるのか
もしかしたら、私達全員殺されるかもしれない
「あれ、雪姫来たん?」
「……」
辺りを見渡すと、壁と同じく灰色の階段に足をかける春樹が居た
「まぁ、土曜日に集合って言ってきたのは雪姫だけど♪」
「…春樹に緊張感を求めた私が間違っていた」
「んー?何ー?」
「別に」
春樹の横を通って階段を上がった
集合は、2階の視聴覚室……
ぎい。と重いドアを開けた
「あ、雪姫と春樹も来た」
「雪姫……」
中には、慧、陸、卓真――爽樹
いつも私の通う高校のすぐ近くの、灰色のヒビの入ったコンクリートの廃ビルに足を踏み入れた
慧に教えられた、マフィアのボスの指定した場所
この廃ビルで、何が起こるのか
もしかしたら、私達全員殺されるかもしれない
「あれ、雪姫来たん?」
「……」
辺りを見渡すと、壁と同じく灰色の階段に足をかける春樹が居た
「まぁ、土曜日に集合って言ってきたのは雪姫だけど♪」
「…春樹に緊張感を求めた私が間違っていた」
「んー?何ー?」
「別に」
春樹の横を通って階段を上がった
集合は、2階の視聴覚室……
ぎい。と重いドアを開けた
「あ、雪姫と春樹も来た」
「雪姫……」
中には、慧、陸、卓真――爽樹