高校生マフィア
**** ****
「ふう…」

ドサッ

最後の男が俺の後ろで地面に倒れこんだ



右耳に付けたマイクのスイッチを入れた

「はっ…はっ…慧…?」
《終わったか?》
「えっと…」

右手にした腕時計を見た

「5分で終了……っ」
《息切れてるな》
「そりゃ…っ…銃相手だぜ…っ?」
《そうか。だよな。お疲れ》
「そっちは…?」

《ああ。そのファミリーの幹部は全てボスが捕まえたし。他の部下は自然に消滅するだろ》
「そっか…っ」

何か、以外にあっけなかったな

「これで、初任務終了か?」
《ああ。終わりだ。俺の予定よりも1日早く終わった。帰って来いよ》


刀を竹刀袋にしまって、駅に向かって歩き出した





「おー!じゃ、皆で打ち上げしよーぜー♪」

《慧ーッ!姫は仕事あったのに俺には無ぇのー!?》
《姫…?》
《ちょ、ゆき、ひ…め…首締まる首絞まるッ》

マイクの向こうで、叫ぶ春樹の声と雪姫の怖い声が聞こえた
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