幼馴染の事情
『ピピピピピピピッピピピピッ』



僕はゆっくり体を起こす
「ふぁ…」
(ねむ…)

僕の家の隣には幼馴染が住んでる。

よくあるやつでは可愛い幼馴染がベッドまで起こしに来て、ギューってするとか。
僕もそういう予定なんだけどそうはいかない。
だっていつもツンツンしてるし
そんなことしてくれるわけない。

僕のこと好きなはずなんだけど

『ピーンポーン』
「今日も。しっ…仕方なくだからね!」
(お、来た〜♪)



「りぃ〜ん〜ねっ!おはよっ!!!」
僕は欠かさず飛びつく
「!?っ…!ちょ、たくま!?」
「琳寧、おはよぅ」
飛びっきりの笑顔で顔を合わせると
琳寧は僕を引き離した。
わかりやすく照れていた
「そっそういうの朝からやめてよね!」

顔を背けたので
くるっと回って手に軽くキスを落とした
お、デレてる
効果は抜群かな
「!?」

「準備してくるね〜っ」
「……へっ……ちょ…は!?」


はぁ〜
デレ琳寧ちょー可愛い
僕はルンルンで2階へ戻った
やっぱりツンデレのままでいいや
他の人にデレたりしたら許さない



きっと隠しているつもりだろうけどバレバレ
琳寧は僕のこと昔から好きだよね〜。
顔に書いてあるし
あー可愛いなぁ〜

素直になるまで待ってあーげよっと
どうせなら琳寧の口から聞きたいし♪

「早くしないと僕とられちゃうよ?」
小声で呟いた
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop