不良様の愛は甘い



休み時間も終わり、午後の授業が始まる。



お腹いっぱいだし、あったかいしでクラスの大半眠気に負けて寝てる。



私もその内の一人で。




「ゴメン、美来〜!ノート見せて〜」




「仕方ないな!」



奇跡的に起きてた美来にノートを見せてもらい、休み時間中に写す。




「ねぇ、由莉」



「ん〜?」



ノートを写しながら手止めず、美来の話を聞く。




「昼間の話なんだけど、もしさ雨宮くんが本気で由莉と付き合いたくて声かけてたらどうすんの?」




雨宮恋二が本気で私と?



「いや、ありえないでしょ!あの雨宮恋二だよ?」




不良サイテーヤローだよ?今更、本気とかないわ!



「もし、本気だとしたら私なんかに声かけてないよ!」



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