不良様の愛は甘い



「何って………クレープ食べて駅まで送ってさよならしただけ」




「へぇ………本当意外。雨宮くんだからすぐヤるかと思ったのに!」



私だってそう思ったし、クレープ食べたあとホテルかどっか連れて行かれるとか思ったら手繋がれて駅でさよなら。




そのクレープ代だって返そうとしたら断れるし!




「でも、それって微妙だよね?」




「何で?」



「だって、彼女だから特別扱い?してくれるのは嬉しいけどさ、ヤラないとなると自分に魅力がないじゃないかって思わない?」




ま………言われてみれば?




「でも、それはあくまでお互い好きで付き合ってた場合の話しでしょ?私はこれっぽっちもアイツのこと好きじゃないからヤラれるなくてホッとしてる」



< 25 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop