君は大切な幼なじみ。
「ただいまー。」

今日も一日仕事を終えて、家に帰ってきた。私は実家に住んでいるので、今日も電気の付いている家に帰ってきた。

「あらひなちゃん。おかえりなさいー。」

お母さんが夕飯を作っているであろう料理をしている音と、そんな声が聞こえた。

リビングに入ると

「お父さん⁉︎ いたんだ。今日早いね。珍しい..。」

お父さんがいることに驚いて、思わず声が大きくなってしまった。

「日菜子、うるさいぞー。別にお父さんがいたっていいじゃないかー。」

そんな風に言って笑っているのはうちの父。
河瀬昌裕。 (まさひろ)
うちの父は鉄道会社に勤めている普通の会社員。別に鉄道会社に勤めているからって運転士をしているわけではないんですが。

「ひなちゃん。今日はちょっと遅かったのねぇ？」

料理をしながらそう聞いてくるのは、うちの母。河瀬友里。(ゆり)
母は専業主婦で、おっとりしてて、ふわふわしてる。でも、料理はすごく得意で母が作る料理は、なんでも美味しいと私は思っている。もちろんお菓子も。
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