ココロの好きが溢れたら
そんな私は、やることがなくてソファでゴロゴロ。
ハルが「土日の朝くらいはゆっくりしたら」と言うので、朝ごはんを作ってハルを見送ったあと、お言葉に甘えて二度寝。
朝ごはんも「自分で作るからいいよ」と言ってくれたんだけど、私が作りたいって言って押し切った。
只今の時刻は11時。
そろそろ起きようとソファから降りて顔を洗っていると
♪〜♪〜
携帯から着信を知らせる音が鳴って、急いで顔をタオルで拭いてディスプレイを見ると、なんと『ハル』の文字。
え!?
どうしたんだろう!?
ハルからの電話なんて珍しいから、一瞬心臓が止まったよ。
「も、もしもし?」
「陽毬?俺だけど」
「うん、どうしたの?」
まだ練習中のはずだよね?
何かあったのかな?