ココロの好きが溢れたら


「ハル」

「ん?」

「大好き」


好き。

大好き。


1度溢れてしまった想いは、もう止めることは出来ない。

制御不可。

何度好きって言っても足りない。

どんどん「好き」が溢れていくから、その分私の心は寂しさで埋まっていく。


だから



「お前、急にそういうこと言うの反則」


ハルが満たしてね。

制御不能になった私は厄介だから、覚悟してね。


「んっ……」


ハルが優しく口付けを落とす。

それだけで、心が満たされていく。


ハル


大好き。



< 204 / 222 >

この作品をシェア

pagetop