ココロの好きが溢れたら
わざと無自覚に見せるような女も中にはいるけど…。
これはガチのほうだな。
「はぁ……行くぞ」
「あ、うんっ」
とりあえず何でも揃ってる百円ショップに行くことになって、駅に向かって歩き出す。
その道中、どうしていきなり俺の学校に来たのかを聞いたら
陽毬は連絡先を知らなかった為直接学校まで来て待っていたと言う。
…だよな。
昨日の俺の態度じゃ連絡先なんて聞けねぇか。
陽毬の携帯を貸してもらいお互いの連絡先を登録すると、陽毬は嬉しそうにぎゅっと携帯を握りしめた。
……まただ。
陽毬は俺に関することになると、いつもちょっとした事でも嬉しそうに笑う。
本当に幸せそうに笑うんだ。