"死なないで"なんて、言わないで。
「良かったぞ。」
「……」
モニターには点数が表示された。
結果は、ショート2位。
惜しくも巴には届かず一日目が終わってしまった。
そんな茅菜に報道陣は集まり、失礼な質問をしてくる。
茅菜は無視して、次の日の準備のためにホテルへと向かった。
部屋に着いてからも、一生の叶逢は気まずくて無言の空気が流れる。
「茅菜……良かったと思うよ?」
「ん?」
「いやー、私は3位になっちゃったけどねー」
「あのさ、勘違いしてない?」