"死なないで"なんて、言わないで。
「気持ちは嬉しいけど大丈夫。俺がついといてあげないと」
「ジョンさん。」
「ジョンさん!いい加減気づいてくださいよ!僕達はあなたのことを思って言ってるんですよ」
「高貴。お前にはわからないだろ。この気持ち。何年も待ってやっと会えたと思ったら病気?ふざけるな!」
あの日。
引越しした日から片時も茅菜を忘れたことは無かった。
あの笑顔、あの声全て好きだった。
「みんな、どう、したの?」
「茅菜!起こしちゃった?ごめんね」
「ううん」
「もう遅いしみんな帰ろうかなって」