"死なないで"なんて、言わないで。
「ゴホッ、キツイ……」
一時すると咳も頭痛も収まった。
本当にもう体が持たないことに、少し嫌気が感じられる。
見上げた空は相変わらず雲がない。
血を拭き、2時間目から何事も無かったように授業に参加して行った。
「お前ら。」
「……おまえ!なんでここに!」
「茅菜に手加えたな……。ふざけんなよ」
「お前が!怪我させるからだろーがよ」
「それはお前らが、カツアゲしてたからだろ」