"死なないで"なんて、言わないで。
「……」
「あの表にいる叶逢さんって知ってますか?あの人すごく性格悪いみたいなんですよ」
「え?」
「まじうざいんですよー。スケートが出来るからって調子に乗ってるし」
気づいていないのだろう。
叶逢と茅菜が大親友なんだと。
笑いながら話しかけてきて。
「あなたの方が悪いですけどね」
「は?」
顔色が変わるのがわかった。
それからは一言も喋ることは無く、逆に私への嫌がらせが始まった。