"死なないで"なんて、言わないで。
茅菜の本音。
目の前に広がるのは真っ白な天井。
体はふかふかの何かに包まれている。
「ここはどこ?」
右手に重みを感じ、重たい頭を動かしてみると……。
「ジョン……」
眠っているジョンがいた。
壁にかけられている時計を見ると昼の3時。
倒れてからどれくらい経ったのだろう。
動かない体を見ながら疑問に思っていると、病室のドアが開いた。
「茅菜ちゃん。体調はどうだい?」
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茅菜の本音。