"死なないで"なんて、言わないで。
「良くはないです」
「そうだろうね。もう君の体は悲鳴をあげてるよ。若い分、病気も元気なんだよ」
「そうでしょうね」
「ん……茅菜?」
「おはよう」
「ジョンくんだったかな。ずっと茅菜ちゃんのそばを離れなかったよ」
寝ぼけているジョンを横目に先生にある質問をした。
「お母様とお父様には……」
「申し訳ないが、伝えさせて貰ったよ」
「っ、」
「ご両親はすごく心配していたよ。」