"死なないで"なんて、言わないで。


「良くはないです」










「そうだろうね。もう君の体は悲鳴をあげてるよ。若い分、病気も元気なんだよ」









「そうでしょうね」











「ん……茅菜?」







「おはよう」









「ジョンくんだったかな。ずっと茅菜ちゃんのそばを離れなかったよ」









寝ぼけているジョンを横目に先生にある質問をした。












「お母様とお父様には……」










「申し訳ないが、伝えさせて貰ったよ」









「っ、」










「ご両親はすごく心配していたよ。」





< 89 / 199 >

この作品をシェア

pagetop