一生一緒
心臓の音が煩い。





そのカードから目を反らせない。











……いる………あいつが………









「何のカードでしょう……何も書いてないですね」






…違う………それは……






「……ず…を」






「?美幸?」と敏次






私は無限からそのカードを奪い取ると少し離れたところにある複数のバケツのうち、一番濁りのないバケツの中にそのカードを入れた。






「美幸さん?」






全員が不思議に思い私の姿を追う。






「っ!!」






バケツの中に浮かぶカードを見てよろよろと後ずさる。





「どうし……」






アキラが言いかけて、バケツを凝視する。






他の一同も吊られるようにしてバケツを見るとそこには…





先程まで白かったカードが真っ赤になっており、その中央にあった一輪の薔薇は消え変わりに………眼球が描かれていた。






まるで何かを監視をしているかのように……。





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