一生一緒

授業のことなど忘れて美容講座のようなものに皆で夢中になっていた。






そこでふと私に水をかけた女子生徒が私の姿をみて正気を取り戻す。





「ていうか！！うちら、あんたに酷いことしたし………ごめん！！」






とその女子生徒が謝ると次々と残りの子も謝り出した。






「え？…あぁ、気にしてないよ！暑かったから水浴びみたいで気持ち良かったし」






「だけど風邪引いちゃう！」





別の女子生徒が私にタオルを貸してくれた。






「いいの？」






「私達がしたことに比べればこんくらい気にしないで！」






「ありがとう」





そんな会話をしていると……






「お前ら！！！何やってるんだ！！！！？」



「！！」




敏次が真っ先にその後ろから双子と伯が走ってきた。




「！美幸！！……お前ら…美幸に手ぇ出しやがって……」