一生一緒

「そうだよ。美幸ちゃんは初めましてだよね」と斎







「ほら胡桃、美幸さんにちゃんと挨拶してください。」






そう言う胡桃を見る無限の顔はとても優しいもので。







胡桃は悪戯っ子のようにクスッと笑って無限の足から降りた。






「そうだったね！私の名前は平道胡桃！そこのバカ兄の妹で無限の彼女兼婚約者でーす！そしてさっきは助けてくれてありがとう！！宜しくね！美幸ちゃん！そして」






私は無限の婚約者と言うことに目を丸くした。





「……え？こ、婚約者？」





無限がニコリといつもの笑顔で説明する。





「俺が無事に團野家の跡を継いだら胡桃と結婚する予定なんですよ。」





「へ、へぇ……」