一生一緒
「お兄ちゃんの事よろしくね!!美幸ちゃん!」





純粋な胡桃の笑顔を眩しいと思った。






「私は工藤美幸。よろしくね、胡桃」






そう言うと胡桃はさらに嬉しそうに笑った。






「私にとって本当の意味での友達が出来たわ!」






私たちは携帯の番号を交換することにした。






「さぁ、胡桃。俺が教室まで送りますから戻りましょう」






無限が紳士のように胡桃に手を差し出す。






胡桃はその手を自然に握り返し二人は空き教室を出ていった。

< 159 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop