一生一緒
彼女とは
四時間目を知らせる鐘が鳴り寝ていた敏次が起きる。






何人かの女子と話してから敏次と開き教室に向かう。






歩きながら窓から見える秋景色に顔を綻ばせる。






もう少しで大好きな季節がやってくるのだ。






「なぁ、そう言えば美幸はもう棗のプレゼント何にするか決めた?」







「プレゼント?」






突然の話に素直に首をかしげると……








「え、聞いてねーの?今月棗の誕生日なんだぜ?」







驚いたように言う敏次。







何だそれは……







「初耳……」







私は少なからずショックを受けていた。







棗とはお互い好きと言う気持ちがあり恋人となっているが正直恋人とはどんなものなのかよく分かっていない自分がいた。


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