一生一緒
空き教室に入ると棗以外の全員が揃っていた。
「こんにちは、美幸さん。」
「やぁ。」
「「やっほー!!」」
「あれ、棗は?」と私の疑問を口に出してくれた敏次。
「理事長に呼ばれてますよ。」と無限
ふと閃いて無限の横に行った。
「ねぇ、無限。」
「どうしました?」
律儀にパソコンから顔を上げて私を見てくれる無限
「恋人ってどんなことすればいいの?」
「……」
なぜ全員固まるのだろう。
「と、突然どうしたの!?え?これ本物の美幸ちゃん!?」と驚く斎
「ね、熱があるとかじゃないよね!?」と私の額を触る環
「えー?そりゃぁ恋人って言ったら毎晩毎晩夜のいと…ブホォ」
アキラの蹴りがクリーンヒットして倒れる敏次
「今のは忘れていいよ」と恐ろしいくらい爽やかな笑顔で言うアキラ
「どうかしたんですか?」
優しく聞いてくる無限に私は少しだけ肩をすくめた。
「私、棗の誕生日も知らなかった。同じクラスの女の子達は彼氏と一緒に過ごしたりしてるって言うけどよく分からなくて……棗は私にしてほしいこととかないのかな?」
そう言うと無限が優しく微笑んで私の頭の上に手を置いた。
「棗は顔に出さないから分かりにくいかも知れませんが、とても貴女の事を大切にしてますよ。だから側に居るだけで十分なんでしょう。…ですがもし美幸さんが恋人らしいことをしたいと言うなら、そうですね…まずはデートとかどうでしょうか?」
「デート?デートって買い物のこと?」
「それもありますが、映画に行ったり遊園地に行ったり行きたいと思ったところに行くことですよ」
「行きたいところ………」
「こんにちは、美幸さん。」
「やぁ。」
「「やっほー!!」」
「あれ、棗は?」と私の疑問を口に出してくれた敏次。
「理事長に呼ばれてますよ。」と無限
ふと閃いて無限の横に行った。
「ねぇ、無限。」
「どうしました?」
律儀にパソコンから顔を上げて私を見てくれる無限
「恋人ってどんなことすればいいの?」
「……」
なぜ全員固まるのだろう。
「と、突然どうしたの!?え?これ本物の美幸ちゃん!?」と驚く斎
「ね、熱があるとかじゃないよね!?」と私の額を触る環
「えー?そりゃぁ恋人って言ったら毎晩毎晩夜のいと…ブホォ」
アキラの蹴りがクリーンヒットして倒れる敏次
「今のは忘れていいよ」と恐ろしいくらい爽やかな笑顔で言うアキラ
「どうかしたんですか?」
優しく聞いてくる無限に私は少しだけ肩をすくめた。
「私、棗の誕生日も知らなかった。同じクラスの女の子達は彼氏と一緒に過ごしたりしてるって言うけどよく分からなくて……棗は私にしてほしいこととかないのかな?」
そう言うと無限が優しく微笑んで私の頭の上に手を置いた。
「棗は顔に出さないから分かりにくいかも知れませんが、とても貴女の事を大切にしてますよ。だから側に居るだけで十分なんでしょう。…ですがもし美幸さんが恋人らしいことをしたいと言うなら、そうですね…まずはデートとかどうでしょうか?」
「デート?デートって買い物のこと?」
「それもありますが、映画に行ったり遊園地に行ったり行きたいと思ったところに行くことですよ」
「行きたいところ………」