一生一緒
「そっか……。うん。美幸ちゃんの言うとおり俺の本性は残酷なんだ。





平気で人を傷付けられるし多分人を殺しても何とも思わないサディストなんだよ。




………子供の時に飼ってたペットを解剖したりすることを何とも思わなくてね。




周りからは凄く気味悪がられて俺は自分の異常さに気付いたんだ。




だから本性隠して穏やかな振りをして家族も使用人たちも騙して過ごしてきたけど黒羽のあいつらには直ぐにバレちゃった。




命を無駄にすることは許さないって怒られたけど仲間の為に思いっきり敵を残酷な目にしてやれだって。




俺は本性を隠さなくていいんだって思ったらそれを分かってくれたあいつらの為にこの本性を使うことが出来たんだよ。」






その話を聞いて頷いた。





「アキラがみんなを大切に思う気持ち、皆も分かってくれてるよ。今聞いた私だって分かれたんだから。アキラの本性がどうであれ、棗ならこう言うね。アキラはアキラだからって」





そう笑って棗の物真似をして言うとアキラはいつも通り笑ってくれた。







「似てる似てる。」






しばらく笑って私たちはまたプレゼント探しを始める。





1階、2階と見て回り3階の1つの店でやっと直感が働いた。





「良かったね、買えて。」





アキラが頭を撫でてくれた。






「うん!」



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