一生一緒
「伯さん。そして美幸。改めて俺はお前を黒羽に迎え入れたい。お前を俺達の守る対象の姫として一緒に居たいと思っている。」




と棗が真っ直ぐな瞳で私を見つめながら言った。




「姫って、棗…お前本気か?」




「はい」




その揺るぎない返事に伯はため息をついた。




「美幸どうする?」




訪ねられて私は首をかしげた。




「姫って何?」




「姫と言うのは俺達暴走族にとって最も護るべき大切な存在のことですよ」と無限





「……どうして私なの?」





「それは……」と言い淀む無限





棗が私の目の前に来た。




私は無意識に伯の服を掴む。




棗が私の目線に自分のそれを合わせる。










「お前が好きだからだ。」











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