一生一緒
「今日も暑くなるから無限が部屋をキンキンにしとくねーだって」
嬉しそうに笑って話す斎。
「今日はトランプしよーよー!」と環
私はこの三人に囲まれて高校での生活を送るようになっていた。
授業を聞いておきたい私に合わせて必ず三人のうちの誰かが一緒に四時間目まで居てくれる。
そして四時間目が終わると誰かが迎えに来てくれるので一緒に残った人と空き教室に行って六時間目が終わるまではそこで過ごす。
これが最近の私の日常となっていた。
そしてもうひとつ変わったこと。
それは………………
「…?」
机の中に本を入れようとして何か突っかかり机の中を覗き込むとカッターの芯がしかも刃の部分がこちらを向いてセロハンテープで止められていた。
「……」
「美幸ちゃんどうしたの?」と斎
「何々~何かあったの~?」と環
「…なんでもない」
カッターを入れられることに心当たりが全くない。
しかしこれは明らかにイジメと呼ばれるものだろう。
この教室の人とは黒羽の三人以外話したことがない。
いつの間に恨みを買ったのだろうか……。
ま、気にしないけど。
こうした嫌がらせに何も感じていない様子の美幸を見て更なる憎悪に燃えるものがいた。
嬉しそうに笑って話す斎。
「今日はトランプしよーよー!」と環
私はこの三人に囲まれて高校での生活を送るようになっていた。
授業を聞いておきたい私に合わせて必ず三人のうちの誰かが一緒に四時間目まで居てくれる。
そして四時間目が終わると誰かが迎えに来てくれるので一緒に残った人と空き教室に行って六時間目が終わるまではそこで過ごす。
これが最近の私の日常となっていた。
そしてもうひとつ変わったこと。
それは………………
「…?」
机の中に本を入れようとして何か突っかかり机の中を覗き込むとカッターの芯がしかも刃の部分がこちらを向いてセロハンテープで止められていた。
「……」
「美幸ちゃんどうしたの?」と斎
「何々~何かあったの~?」と環
「…なんでもない」
カッターを入れられることに心当たりが全くない。
しかしこれは明らかにイジメと呼ばれるものだろう。
この教室の人とは黒羽の三人以外話したことがない。
いつの間に恨みを買ったのだろうか……。
ま、気にしないけど。
こうした嫌がらせに何も感じていない様子の美幸を見て更なる憎悪に燃えるものがいた。